ヤマブキ(山吹)|春を彩る黄金色の花と名前の由来

ヤマブキ(山吹)
Spring

✿ 開花時期の目安(地域や気候により前後します)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

4月〜5月ごろに花を咲かせます。

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ヤマブキ(山吹)は、春に鮮やかな黄色い花を咲かせるバラ科の落葉低木です。
日本各地の山野に自生するほか、公園や日本庭園などにも植えられています。

枝いっぱいに花を咲かせる姿が親しまれ、古くから和歌や文学にも登場してきました。

この記事では、ヤマブキの特徴や名前の由来、一重咲きと八重咲きの違いについて紹介します。



ヤマブキの特徴

ヤマブキはバラ科の落葉低木です。
高さは1〜2mほどになり、細くしなやかな枝を伸ばします。春になると葉が展開するのとほぼ同時に、鮮やかな黄色い花を咲かせます。
ヤマブキには、一重咲きと八重咲きがあります。

一重咲き

野生のヤマブキは、5枚の花びらを持つ一重咲きが基本です。
花は直径3〜5cmほどで、中央には多数の雄しべが集まっています。

一重咲きのヤマブキの花

一重咲きのヤマブキの花

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花のあとには果実ができます。

八重咲き

庭園や公園では八重咲きの品種もよく植えられています。
花びらが幾重にも重なって咲きますが、雄しべや雌しべの一部が花びらへ変化しているため、ほとんど実をつけません。

八重咲きのヤマブキ

八重咲きのヤマブキ

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葉の特徴

葉は先端がとがった卵形で、縁には細かな鋸歯があります。枝に互生し、花とほぼ同じ時期に展開します。

ヤマブキの葉

先がとがったヤマブキの葉

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名前の由来

「山吹」という名前の由来にはいくつかの説があります。
山に生え、黄色い花を咲かせることから付けられたという説や、しなやかな枝が風に揺れる様子から「山振(やまぶり)」が転じたという説などがあります。

ヤマブキの花

山吹色の花を咲かせることでも知られるヤマブキ。

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ミニコラム|太田道灌と山吹の里伝説

ヤマブキは、室町時代の武将・太田道灌(おおた どうかん)の逸話でも知られています。
狩りの途中で蓑(みの)を借りようと立ち寄った家で、一人の娘が八重咲きのヤマブキを一枝差し出したと伝えられています。
後に道灌は、これは

七重八重 花は咲けども山吹の
実の一つだになきぞ悲しき

という古歌を踏まえ、「実(み)がない」と「蓑(みの)」を掛けた意味が込められていたことを知り、自らの歌の教養不足を反省して歌道に励むようになったと伝えられています。
この逸話は「山吹の里伝説」として広く知られています。
八重咲きのヤマブキが実を結びにくいという植物の特徴とともに、現在まで語り継がれています。



ヤマブキの基本情報

花名:ヤマブキ(山吹)
科名:バラ科
属名:ヤマブキ属
別名:ヤマブリ(山振)、オモカゲグサ(面影草)、カガミグサ(鏡草)
学名:Kerria japonica
英名:Japanese kerria
花期:4月~5月
花色:黄
花言葉:気品

ヤマブキの仲間

ヤマブキと同じバラ科には、サクラやハナモモ、ユキヤナギなど春に花を咲かせる植物が多くあります。

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<参考>
『新・散歩で見かける四季の花』 金田 一 著 日本文芸社 2026.3.10
『花しらべ 花認識/花検索』




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