【植物に学ぶ日本文化】茶花とは|千利休と利休七選花
/ Last updated: 2026.09.17

ナツツバキをきっかけに、茶の湯で用いられる花について調べる中で、「利休七選花(りきゅうしちせんか)」という言葉を知りました。
この記事では、茶花の考え方とともに、利休七選花について紹介します。
茶花とは
茶花(ちゃばな)とは、茶の湯の席に生けられる花のことを指します。
鑑賞のために整えて飾るのではなく、野に咲く花の姿をそのまま写すように生けるのが基本とされています。
華やかさよりも、自然な姿や季節に合った花が重視されます。
季節の花を生ける
茶花では、花そのものの美しさだけでなく、その時期に自然に咲いている花を用いることが大切にされます。
季節に合った花を選ぶことで、茶席の中に自然の移ろいを取り入れることができます。
例えば、冬には椿や水仙、春には梅や山吹、初夏にはナツツバキや花菖蒲、秋には桔梗や竜胆など、季節に応じた花が用いられます。
茶花として用いられる植物の中から、当サイトでこれまで紹介してきた植物を中心に、月ごとに一例をまとめました。
茶花に用いられる植物や時期は、地域や流派などによって異なります。
参考文献
田代道弥 編著『茶花の入れ方』学習研究社、1989年
千利休と茶花
千利休は、茶の湯の中で自然の姿を重んじる考え方を大切にしました。
茶花においても、整えすぎないこと、野の花のあり方をそのまま写すことが重視されます。
控えめで静かな花が選ばれる背景には、こうした考え方があるのですね。
利休七選花とは
利休七選花とは、千利休が茶席で特に好んで用いたと伝えられる茶花です。
いずれも、派手さを抑えた自然な美しさを持つ植物が選ばれています。
- 白侘助(シロワビスケ)
- 大山蓮華(オオヤマレンゲ)
- 丸葉の木(マルバノキ)
- 夏椿(ナツツバキ)
- 山法師(ヤマボウシ)
- 白雲木(ハクウンボク)
- 虫狩(ムシカリ)
茶花は、季節の中にある自然の姿を、そのまま茶席に取り入れる文化です。
どのような花が選ばれ、どのように生けられてきたのかを知ると、身近な植物を見るときにも、季節や自然との関わりに目を向けるきっかけになります。
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